〜「あたりまえ」からぬけ出たかった僕の辛い記憶〜
YAMBA ASSOCIATES 代表理事 鈴木直喜
「かたつむりは壁にいる」と書いたら、
それは「間違い」にされました・・
そして、小学生の私に学校から与えられた「正解」は「かたつむりは葉っぱの上にいる」でした。かたつむりがいるのは葉っぱの上ばかりではない。壁や石の上にもいるのに・・。
その体験は「正解」を一方的に教える学校の授業や受験勉強に対して、私に言いようのない苦痛を植え付けられるものとなりました。しかし苦痛な環境から飛び出す勇気があるわけでもなく、友だちが塾通いや受験勉強をする姿を見ながらも、唯一の抵抗としてそのような勉強をせずに過ごした、つらい日々の記憶があります。1人で中高時代、伊豆半島や房総半島へ自転車旅行に出かけることでストレスを発散させ、何とか生き残りました。かろうじて夜間の大学を卒業すると、就職競争の苦しさを避けるため青年海外協力隊としてアフリカへ「脱出」しました。そこで初めて受けた自由な雰囲気、学ぶことの楽しさ、地域住民との生活は、束縛から解放される経験でした。
私たちを取りまく社会システムのさまざまな「あたりまえ」。人間が生きることにとってそれは本当に「あたりまえ」?若者からシニアまで、年齢性別に関わらず、YAMBA ASSOCIATESから、「あたりまえ」の外側へ、そんな旅のご提案です。